TOEIC970点がDMM英会話のメリット・デメリットを徹底解説
TOEIC970点、DMM英会話受講歴2年の筆者が、実際にレッスンを受けて感じたメリット・デメリット、利用する際の注意点などを解説していきます。
これからDMM英会話を始めようと考えている方は、メリット・デメリットを参考にしてください。
DMM英会話とは
DMM英会話は、2013年に開始されたオンライン英会話スクールです。
老舗オンライン英会話と比べると後発のサービスですが、使いやすさや料金の安さから一気にシェアを拡大。今ではトップスクールの一つです。
- 他者と比較して格安な「料金」
- 勉強感を徹底的に削ぎ落とし楽しめる「教材」
- フレンドリーで高品質な「講師」が多い
こうした特徴から、英語が苦手な人でも本気で力を伸ばせる環境が用意されています。そのおかげでここまで人気を伸ばしたのは間違いないです。
筆者自身、DMM英会話を400日間、時間にして10,000分ほど受講しています。その間、他のサービスを利用しなかったのはそれだけDMM英会話が優秀だからです。
しかし、一方でDMM英会話を長期間利用したからこそ分かる、勧められない点もたくさんあります。
この記事ではそんなDMM英会話の良い点だけでなく悪い点、つまりデメリットにも焦点を当てながら僕自身が受講した経験をお話しします。DMM英会話で本当に良いのか、判断材料になったら嬉しいです。
DMM英会話を400日使って判明した悪い点・デメリット
ハズレ講師もいる
DMM英会話の講師は全員優秀、なんて言っているサイトも見かけますが実際は全くそんなことはないです。
確かに質は年々上がっていると感じますが、「全員素晴らしい!」なんてとてもじゃないけど言えないです。つまり「ハズレ講師」も一定数はいるということです。
そもそも、DMM英会話には講師が11,000人も在籍しているので、その全てが100点満点の授業を展開するなんてあり得ません。
また、余程のハズレじゃない限り、その講師を良いと思うか微妙と思うかは個人の感性です。他人にとっては100点の講師でも、自分にとってはハズレで後悔するなんて事もあります。
「じゃあ、どうすれば良い講師を見つけられるの?」ということですが、これは結構簡単です。
評価4.8以上の講師を選ぶとハズレは回避できる
- 他の生徒からの評価をチェックする
- 次にお気に入り数をみる
これが一番効果的です。「評価4.8以下の講師は取らない」と決めてから、ハズレを引くことはかなり減りました。
DMM英会話では講師の評価をいつでも確認できます。
予約の時にこの評価を参考にしながら講師を選ぶことで、「ハズレ」を引く確率をかなり下げられました。
また、生徒は授業後に講師を評価できるので、講師のページには様々なコメントがついています。
これも良い判断基準となるので、他の生徒からのリアルなコメントも見ながら判断してみてください。
また、評価の他にお気に入り数という数字もあり、この数字が多い講師は「多数の生徒からお気に入り登録されている」ということです。
評価点と合わせることで、よりハズレ講師を引きにくくなります。
このような「アタリ講師」を取り続ける方法は以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
毎回お気に入りのアタリ講師のレッスンを受けられない
DMM英会話では上述した通りアタリ講師を見つけるのが重要ですが、仮に見つけてもその講師と毎回レッスンができるワケではありません。
というのも、レッスンはアタリ講師の出勤日、出勤時間と自分のレッスン時間が噛み合ったときにしか受けられないからです。
また、仮にタイミングが噛み合ったとしても。アタリ講師は人気が高いことが多いので、予約ができないパターンも多いです。
安定してアタリ講師のレッスンを受けるには、自分がレッスンを受ける時間に出勤している講師を、複数お気に入りに入れるのが確実です。
体感ですが、10人ほどお気に入りの講師を作っておけば誰かしらが空いている事が多いので、ハズレを回避して安定して人気講師のレッスンを受けることができます。
ネイティブ講師のレッスンは別料金になっている
DMM英会話のレッスン料金
スタンダードプラン | プラスネイティブプラン | |
---|---|---|
毎日1レッスン | 6,480円 1レッスン209円 |
15,800円 1レッスン510円 |
毎日2レッスン | 10,780円 1レッスン174円 |
31,200円 1レッスン503円 |
毎日3レッスン | 15,180円 1レッスン163円 |
45,100円 1レッスン485円 |
DMM英会話はネイティブ講師のレッスンは別料金となっているのも、デメリットだと感じました。
スタンダードプランでは非ネイティブ講師のレッスンを受けられるのですが、アメリカ、イギリス、カナダといったネイティブ国の英語を学びたい場合はプラスネイティブプランに加入する必要があります。
一応、他社のネイティブ系のプランと比較するとお手頃な方ですが、それでも料金はスタンダードプランの2倍以上です。
また、ネイティブキャンプなどの一部オンライン英会話は、予約不可など条件付きですがネイティブ講師のレッスンを同料金で受けることができます。
ネイティブキャンプ:https://nativecamp.net/
なお、いつでもスタンダードプランからプラスネイティブプランへの変更は可能となっています。
講師によっては通信状況が悪い
多国籍ゆえのデメリットなのですが、あまりネット環境が発達していない国の講師とレッスンする場合、通信状況が悪いことがあります。
どんなに講師との相性がよく、レッスンの内容が素晴らしくても通信状況が悪く聞き取れなければレッスンになりません。
一応、運営に講師の通信状況が悪くレッスンができなかったことを伝えれば、レッスンチケットを補填してもらえますが、失った時間は戻りませんし手間はかかります。
この辺りは講師を全て正社員として雇い、オフィスでレッスンをしているサービスと比べるとデメリットでしょう。
(全員を正社員で雇えばレッスン料が高額になってしまうので、今の格安を維持するためには仕方ないのですが)
カウンセリングがない
DMM英会話には他社のようにカウンセリング等のサービスはなく、個人で学習を進めなくてはいけません。
また、カリキュラムのようなものもDMM英会話に存在しません。このおかげで業界の中でも格安の料金を維持できているのですが、初心者だとサポートがないと不安な方も多いはずです。
個人的には日本人のサポートやカウンセラーが必要、という方はサポートと授業の質なら業界1位とも言われている「レアジョブ英会話」を利用した方が良いと思いました。
レアジョブ英会話:https://www.rarejob.com/
カウンセラーがいない代わりやりたいように英会話学習を進められる
カウンセラーがおらず、コンサルタントカリキュラムも組まれないのは、考えようによってはメリットにもなります。
DMM英会話は誰かに指示を受けることがないので、自分が勉強をしたい・苦手と思っている分野をやりたいだけ練習できます。
また、逆にどうしてもやりたくない教材があっても無理に進めなくてOKなので気楽に勉強できるでしょう。
もちろん、不明点があれば講師に聞いてしまうのもアリです。授業前にその旨を講師に伝えておけば、ちゃんとアドバイスをもらえます。
ビジネス英会話を学ぶにはやや力不足
英会話を始める理由はビジネス英語を学ぶため、という方は多いと思います。DMM英会話にもビジネス対応講師が在籍していますが、他社のように「ビジネス専門」ではありません。
もちろんDMM英会話の講師はレベルが高く、ビジネス英会話に対応している講師なら十分に質の高いレッスンを受けることができます。
ただ、外資系や海外出張でネイティブ相手に通用するレベルの「本格的なビジネス英語を学びたい」という方は、DMM英会話だと若干力不足と感じる方もいるイメージです。
ビジネス英語を学ぶならレアジョブのほうがおすすめ
ビジネス英語が強いスクールは、やはりビジネス英語専用のコースや講師が用意されているレアジョブ英会話です。
ビジネスコースはDMM英会話より少々料金は高いですが、ビジネス英語を学ぶならレアジョブを選んでおけば間違いありません。
ビジネス英会話を身に付けたい方にオススメ。10年以上の運営歴がある老舗で講師はほぼ全員フィリピン人です。どの方も親身に話を聞いてくれるので、英語力が不安な方でも安心してレッスンを受けれます。講師の在籍数も多く、予約が確実に取れるのもポイントです。無料体験で日本語のカウンセリングも試せます。
公式サイト:https://www.rarejob.com/
レアジョブ英会話の詳細について知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
毎日受講のプランしかない
DMM英会話は、全てのプランが「毎日受講」する前提です。また、回数の繰越機能もないです。
「毎日やるのはちょっと…」「月に10回くらいがちょうどいい」という方にとっては、加入してもお金を無駄にしてしまう可能性が高いです。
また、「帰宅が遅くなった・・・」等の理由でレッスンが受けられなかった場合も、その日の分のレッスン枠は消滅し、ムダになってしまいます。
繰越がないのは多くのオンライン英会話と一緒ですが、モチベや忙しさに応じて月の受講回数を調整できないのはデメリットでしょう。
- 日付変更のタイミングは26時
- 26時を過ぎるとレッスンが1日分無駄になる
上記のような仕組みです。この辺りの詳細は以下の記事にまとめていますので、機になる方はこちらもご覧下さい。
DMM英会話のメリット
ここまでデメリットを中心にお伝えしましたが正直、DMM英会話はメリットも多いです。
というか、筆者個人としてはデメリットに勝る利点があると感じることも多いです。
以下にはそんな、筆者が10,000分も授業を受け続けて良いと感じたDMM英会話の良い点・メリットも同様に紹介しておきます。
安いのにレッスンの質が高い
もともと英会話スクールと比較してオンライン英会話の料金は安いのですが、その中でもDMM英会話は「格安」です。
例えば1年で英語初心者が英語で複雑な議論をできるようになることも可能なオンライン英会話「TORAIZ」は、月々58,100円もの費用がかかります。
TORAIZ:https://toraiz.jp/lp/online/
一方、DMM英会話は1ヶ月6,480円~の格安でレッスンを受けることができ、レッスンや講師の質も高いのでコスパは抜群です。
DMM英会話は「英会話は学びたいけど値段は抑えたい!」という人には最適なサービスと言えるでしょう。
オンライン英会話の中でもトップレベルの評価!料金も1レッスン辺り87円~と非常に安く、講師も世界120カ国から10,000人以上が集まっているので予約が確実に取れるのもポイントです。無料体験も2回できるので試して気に入ったら料金を支払うことができます。
講師の人数や国籍が他社より豊富
DMM英会話の講師はとにかく多国籍です。在籍講師の国籍は134カ国以上で、しかも在籍数は10,000人を超えています。他サイトのように「予約したいときに空いている講師がいない…」ということも皆無です。
筆者個人としてはDMM英会話の講師の豊富さは魅力だと感じています。例えばレアジョブ英会話は講師は第二言語として英語を習得したフィリピン人のみです。
これだとフィリピン人の英語を習得することはできても、本場のネイティブの発音やインド系の発音などを学ぶことは難しいです。
一方、DMM英会話は134カ国もの講師がいるので、ネイティブ含む幅広い英語に触れ、身につけることができます。
また、予約締切り時間直前でも講師を予約できるので、いつでもレッスンができるのも便利だと思います。
実際に海外で通用する英語が身に付く
これからの英語に求められるスキルは「多様な英語に対応する力」だと断言できます。例えばアメリカ一つ取っても、州によって英語のイントネーションや単語のアクセントは様々です。
特定の英語だけに慣れ親しんでしまうと、いざ海外にいった時にクセや訛りの酷い英語にまったく対応できません。
しかし、DMM英会話で様々なアクセントの英語に対応できるようにすることで、ワーホリや留学、出張などで実際に海外に赴いた際に非常に有利です。
また、DMM英会話の講師は、先生というより「友人」という感覚です。
フォーマルでなくカジュアルな雰囲気なので、勉強が苦手な方でも苦痛を感じることなく英語を学んでいくことができます。
豊富な10,000を超える教材がある
DMM英会話には教材が10,300以上もあるだけでなく、優れたUIで自分に合った教材を検索もしやすいです。例えばレベルごとで教材を絞ったり、キーワードで探せたりします。
それに加え、「出版社教材」という呼ばれる一般の英会話書籍も教材として選べるので、教材のバリエーションも他のスクールよりはるかに多いです。
各スクールの教材数
DMM英会話 | レアジョブ英会話 | ネイティブキャンプ |
---|---|---|
10,300以上 | 5,000 | 4,000 |
しかも全ての教材が無料で使える
しかもこれらの教材が全て無料です。DMM英会話は月額料金以外に一切の追加料金がかからないので、「今月はレッスンを多めに入れたせいで料金高かった…」という心配がないのは気持ち的にラクです。
さらにDMM英会話の教材は見やすさ、使いやすさの点でも優秀です。個人的に勉強をさせられている感のある「教科書感」が嫌いなので、見た目の点でも楽しく勉強できるのは大きいです。
教科書みたいなテキストで勉強したい人向けの教材もありますが、わざわざそういった教材を選ばない限りは楽しく勉強できるので、勉強アレルギーが出やすい人も向いているかと思います。
テキストについてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
24時間365日受講できる
DMM英会話はなんと24時間、年中無休で受講できます。他社は朝6時から深夜1時までなど、ピークタイムは抑えていますが業種やライフスタイルによってはまともに授業を受けることができません。
前述した講師数の豊富さもあり、一番講師が予約しにくいであろうクリスマスイブでも全然予約できました。
ここまでDMM英会話のメリットを紹介しましたが、講師の質・料金等を考えると利点の方が多いです。悩んでいる方はまずは無料体験で雰囲気を掴んでみるのもアリでしょう。
最初はどうしてもオンライン英会話が不安になりがちなので、個人的には日本人講師がいるのも非常に有り難かったです。
オンライン英会話の中でもトップレベルの評価!料金も1レッスン辺り87円~と非常に安く、講師も世界120カ国から10,000人以上が集まっているので予約が確実に取れるのもポイントです。無料体験も2回できるので試して気に入ったら料金を支払うことができます。
公式サイト:https://eikaiwa.dmm.com/
おまけ:DMM英会話でオススメの録音アプリ
英会話で何気に必須なのが「録音アプリ」です。というのも毎回のレッスンを録音しておけば、聞き逃したところを再度チェックできるし、何より自分の発音が確認できます。
「自分の声が聞きたくない・・・」という気持ちもわかりますが、自分の声を骨伝導で聞くと上手に聞こえがちです。
実際に録音して自分の発音を聞いてみたら絶望、なんてこともよく起こるので是非自分の声を録音して聞いてみることをおススメします。
Otter
録音した音声を文字起こしまで自動でしてくれるアプリです。まだまだその精度は高くはありませんが、ぱっと見で話の内容が把握できます。
ピンポイントである地点の音声を聞きたい時に、音声を聞きながら「この辺かな?」と探すのは正直めんどい!という人は、文字で音声を探せるので便利です。
月に600分無料で使えるので、割とおススメのアプリかな、と思います。
Voice Recorder
このアプリは5秒の巻き戻しができるのが利点です。この5秒巻き戻しって結構便利で、フレーズを何度も聞き直す時に使えます。10秒だと正直戻り過ぎなんです。
他にもタイマー機能があったり、手軽にSNSやメールで送信できたりと多機能なアプリです。
広告がウザいと感じる人もいるかもしれないですが、課金すると非表示にできます。
DMM英会話のデメリットや評判まとめ
今回はDMM英会話についてのデメリットとメリットを紹介しました。
総評は以下の通りです。
- 費用を抑えたい方
- 初めてオンライン英会話を始める方
- 気軽に英会話を学びたい方
上記に当てはまる方はDMM英会話を選択に入れるべきです。デメリットを考慮してもDMM英会話は割とオススメできると思います。
逆に海外や外資系で通用するビジネス英語を学んでいきたい方は、レアジョブ英会話等のビジネス英語に特化したスクールも検討するべきでしょう。
公式サイト:https://www.rarejob.com/
迷っているなら無料体験を受けた方がお得
身も蓋もありませんが、悩んでいるなら無料体験をして確かめた方が早いです。
費用は一切かからないので、極端な話、無料体験をやらない時点でやっている人よりも損をしている計算になります。
また、どれだけ評価の高いオンライン英会話でも、自分に合うかどうかは実際にやってみないとわからないです。
DMM英会話は2回の無料体験レッスンが受けることができ、日本人講師も選択可能なので、日本語しか話せない初心者の方でもOKです。
まずは無料体験レッスンを受けてみて、その後に入会するかどうか検討していくことをおすすめします。
DMM英会話の基本情報
公式HP | https://eikaiwa.dmm.com/ |
入会金 | 無料 |
教材料金 | 無料 |
基本プラン | 毎日1レッスン: 月額5,980円(レッスン単価193円) |
その他の費用 | 無料 |
支払い方法 | クレジット・デビットカード決済・プリペイド決済 |
講師数 | 6,500人 |
講師の国籍数 | 約110カ国 |
教材数 | 8,300 |
開校時間 | 24時間 |
1レッスン時間 | 25分間 |
予約・キャンセル | 無料・15分前まで/キャンセルは30分前まで |
レッスン形態 | マンツーマン |
ビジネス対応 | ◯ |